ハステロイの平面研磨加工はお任せください!

大古精機では精密ゲージ設計製作の加工技術・検査能力を活かして、難削材と呼ばれるハステロイの平面研磨加工を試作しております。丸物・角物で平面度や端面からの寸法が要求される加工が必要な場合などはご相談下さい。

ハステロイが難削材と呼ばれる4つの要因

・高温強度が大きい

ハステロイは耐熱性に優れる合金であり切削抵抗が高いので、工具の方が熱に弱く、熱伝導性が悪いために工具が折損してしまう事があります。そのため適切に冷却しながら切削加工を行なう必要があります。

・加工硬化が生じやすい
ハステロイは加工硬化が生じやすい合金であり、加工時に応力を加えると素材の硬度がさらに増します。硬化する事で加工性が著しく低下し、工具の寿命を短くするとともに、加工方法によっては仕上げ面の粗化が発生する可能性があります。

・切削工具に切粉が溶着しやすい
工具材料との親和性が高いため、加工中に発生した切粉が刃先に溶着する事があります。刃先に溶着が発生する事で刃物の切れ味が悪くなり、仕上がりが悪くなります。

・熱伝導性が低い
熱伝導性が低く、加工中に発生する熱が工具に集中します。工具の切れ味が悪くなることでさらに加工熱が発生しやすく、工具折損の原因にもなります。

 

耐腐食性合金 ハステロイ(HASTELLOY®)の種類

ハステロイ B
ハステロイ B-2
ハステロイ B-3
ハステロイ C-4
ハステロイ C-2000
ハステロイ C-22
ハステロイ C-276
ハステロイ G-30
ハステロイ G-35
ハステロイ N
ハステロイ W
ハステロイ X
ハステロイ(HASTELLOY®)は、ヘインズ社(Haynes International, Inc)の商標。掲載情報はヘインズ社Webサイトを参照


ハステロイは仕上げ面粗さが上がりにくい材質ですが、大古精機では、これまでの実績をもとに独自に加工条件を設定し、試作を行なっておりますので、ハステロイの平面研磨加工につきましても是非ご相談ください。

精密研磨加工・ラップ加工

大古精機の精密加工/測定技術を活かし、精密研磨加工、ラップ加工を請け負います。