精密研磨/ラップ加工は「ゲージ屋」にお任せ下さい!
加工実績
精密研磨= 真円度±1μ、同軸度±1μ、平面度±1μ、平行度±1μ
こんなことでお困りではありませんか?
「ミクロン、サブミクロン精度の加工をやってくれるところがない」
「精密ネジ研磨をやってくれるところが見つからない」
「取引のある加工業者さんが納期的に調整つかない・・・」
「小ロットだと請けてくれない・・・」
特殊ゲージ専門メーカー大古精機が、その精密加工技術と測定技術を活かして、精密研磨加工、ラップ加工を請け負います。当社ではお客様の独自規格品など特殊品を製造しているため、小ロットの加工を得意としております。
またゲージは要求される精度を確保するために、さらにその10分の1の精度で製造します。例えば±1μm(ミクロン)の公差であれば、0.1μm (0.0001mm,サブミクロン)の精度でのモノづくりを行っています。
そして精密加工には職人の技術・経験が極めて重要となりますが、常日頃から高精度ゲージの製造を行っており、精度については厳しい目で取り組み、技術を磨いている職人集団がしっかりと対応させて頂きます。
NCでは出しにくい精度を汎用研削盤や手作業(LAP)で加工、工程毎に測定を繰り返しながら慎重に仕上げていきます。

またゲージを製造しているので当然ながら検査環境が完備されており、加工部品についても、20℃±1℃にコントロールされた恒温恒湿検査室にて全数検査を行っています。
受託加工の基本方針
全加工での受託を基本としております。
精密加工の場合は前工程の精度が大きく影響するため、当社で一貫加工させて頂き、各工程での精度を確保しつつ製造させて頂きます。お客様にとりましても問題の切り分けの手間もなくなり、また横持ちをなくすことによる納期短縮やコスト抑制の効果も期待できます。ご要望がございましたら部分加工でももちろん対応させて頂きます。
1品からでも対応致します。
厳しい精度を要求される部材の場合、生産数量が小ロットの場合も少なくありません。大古精機(OKS)ではそのようなお客様にも対応させて頂くため1品からでも喜んで受託させて頂いております。
±1μmでの研磨を致します。
ゲージ製作の技術を研磨加工へ展開致します。微細加工をお求めのお客様へはハンドラップにより仕上げ加工も行います。
SKS材・SKD材の加工がメイン
SKS,SKD材での実績が豊富ですが、その他材質に関してもご相談ください。
受託加工も万全の品質
大古精機(OKS)は、精密ゲージの設計製作に長年取り組んで参りました。貴社から受託した部材についても、それらの製作と同じ加工設備、品質管理レベルにて加工させていただきます。
加工品については、全数検査を行い、「検査成績表」「校正証明書」「トレーサビリティ体系図」を添付して納品致します。添付資料は英文での作成も可能です。
検査/品質管理体制のご紹介(動画)
精密研磨/ラップの加工例・イメージ
コレット (collet)
コレットは加工時に工作機械にワークを固定するための工具であり、チャックユニットに組み込まれたコレットが開閉することで、ワークの着脱と固定を行います。爪 (jaw)と比較して広い面積でワークと接触し1点にかかる圧力が少なく済むため、ワークに加わる圧力が分散し強力に固定できます。
このような特徴を持つコレットですが、用途によっては、チャッキングしたワークのフレ精度・真円度・編肉等が問題となることがあり、より精度の高いコレットの製造技術が求められます。
ストリッパガイドピン・ブシュ
金型に用いられるストリッパガイドピン・ブシュについては、当然ながら極めて高い精度が要求されます。大古精機ではこれらストリッパガイドピン・ブシュの規格品を長年受託製造しており、少量多品種に対応した製造体制も備えております。

①φ16-L20(FC250)

②φ16-L20(FC250)
ストリッパガイドブシュ |
① φ16-L20(無給油タイプ) |
材質:FC250(鋳物) モリブデン埋設 |
② φ 16-L20(無給油タイプ) |
材質:SUJ2+銅合金 モリブデン埋設 |
製作寸法 |
外径:φ24(0~+0.002) |
内径:φ16(-0.003~-0.005) |
同軸度:外径と内径0.005以内 |
真円度:内外径0.0015以内 |
面粗さ:外径0.2a以内 |
内径0.1a以内 |

φ16-L100
精密ストリッパガイドピン φ16-L100 |
材質:SKD11 |
硬度:HRC58以上 |
製作寸法 |
圧入部:φ16(0~0.002) |
スライド部:φ16(0.01~0.0012) |
同軸度:0.003以内 |
真円度:0.0015以内 |
面粗さ:圧入部 0.2a |
スライド部 0.1a |
ねじ付き高精度シャフト
材料:SUS630 H1075処理(析出硬化)
加工内容:外径研削・ねじ研削
サイズ:φ65 L=4 |
・外径研削部全て ±0.003以内 |
・フレ 0.005以内 |
・同軸度 0.005以内 |
外径研削時と同一のセンターにてねじ研削を行っている為、ねじ部の同軸も確保しています。
超硬ブッシュ(超硬リングゲージ)
肉厚が薄く、内径公差も±0.5μmとなっており、SKS材では対応できない。
サイズ:φ5mm |
・内径 φ3mm |
・肉厚 1mm |
・内径製作公差 ±0.0005mm |
なお超硬の特徴として
長所
① 硬度が非常に高い
② 温度による寸法変化が小さい
③ SKS材のゲージと比較してロングライフ
短所
① 加工が難しい為、価格がSKS材ゲージと比較して高額
② 硬度が非常に高いので、ぶつけてしまうと割れやすい
といったことが挙げられます。
大古精機ではこのような超硬合金の高精度研磨、研削加工も得意としておりますので、ぜひご相談ください。
お客様の声
精密研磨加工をご依頼くださっているお客様の声をご紹介させていただきます。(お客様の機密情報に触れぬよう適宜編集を加えております。)
「ねじ研削+検査」一貫体制による高い信頼性|某商社様
精密ねじ研磨が必要な製品を依頼していた会社の納入品がエンドユーザーで問題となっており、信頼出来る新たな加工先を探していた。ねじ研削盤を所有しているだけでなく、検査体制も整っている依頼先を探していたが、なかなか見つからず困っていた。
そんな時に先に依頼した、ねじプラグゲージの評価が良かった事もあり、大古精機さんに、ねじ研磨もお願いできないかと相談した。
ゲージを製作しているだけあって、検査は恒温室にてねじ用三針とマイクロメーターを使用して測定を行っており、また各自動車メーカーや光学メーカーへの納入実績もあり非常に信頼できる体制が整っている。
以降ねじ加工についての課題が出た際は、都度相談をしている。
「精度の高さ+検査表付き」で品質への信頼|某メーカー 生産技術担当者様
既設組立装置のヘッドに取り付ける特殊スピンドルについて、保守のため代替品を既存のサプライヤに依頼したところ、回転振れが仕様に収まらずNGになってしまった。
購買部に相談したところ、「ゲージ製造会社であれば間違いない物を作るのでは」との話になり大古精機に製作依頼を出してもらった。
大古精機より部品が納入され、早速ヘッドユニットに取付けたところ振れは仕様内に収まり問題を解決する事ができた。
価格的に決して安いわけではないが、検査表やトレーサビリティ体系も付いており品質的に間違いなく、後々の事(トラブルやクレーム等々及びその対応)を考えれば結果として安く済んだと考えている。
これらの加工実績は一例に過ぎませんので、詳しくはお気軽にご相談下さい。
精密研磨加工納入先事例
・自動車関連
・光学メーカー
・半導体関連
・検査、計測機器
・航空宇宙関連
など
ご相談・見積依頼
加工風景