ねじゲージなど顧客独自規格品を破損してしまった場合の対応

借用品の確認は慎重に

検査で日常的に使用されているゲージを万一破損してしまった場合、急ぎで修理や作り直ししなければならない場合も多いと思います。標準規格のねじゲージなどであればミスミ様のWEBサイトなどで調達できますが、なかには、お客様独自規格で作られている特注の専用ゲージもありますので、特に借用品の場合は速やかに客先への確認が求められます。なお、貴社のISO等の社内規定に「顧客支給品の管理」として、ゲージや治工具に関する項目がないかも念のためご確認ください。

なお当社では、独自規格を有しているユーザー様のご紹介か、ユーザー様との関係を念のため確認させて頂いた上でゲージの製作を進めさせて頂いております。

光学メーカー様は独自規格が多い

光学メーカー様は独自規格を有している事が多く、一般的な規格で製作したゲージでは適合しないように工夫されているメーカー様が多く存在します。

実際に、光学メーカー独自規格の借用ゲージを破損してしまった光学メーカー様の部品製造に携わる加工業者様より、「○○社から借用したねじゲージを破損してしまい、借用先に確認をしたところ大古精機を紹介頂きました。」とご連絡を頂く事があります。

大古精機の特注ゲージ製作実績

当社大古精機の創立者は、元日本光学工業株式会社（現株式会社ニコン）の出身であり、85年の歴史の中で多くの光学メーカー様のゲージを製作させて頂き、その経験と実績から光学メーカー様の規格についても熟知しております。

また当社では歴史的に独自規格への対応を得意としており、光学メーカー様以外のお客様においても多くの専用ゲージを製作させて頂いております。当社の主なお取引様につきましては、「特注測定治具・ゲージを設計製作」　の最下段に「取引実績」を掲載しておりますので、詳しくはそちらをご確認ください。

まずはゲージの刻印の確認を

お手元に図面がない場合でも、そのゲージを特定できる情報が刻印に刻まれておりますので、まずは刻印をご確認ください。また刻印からメーカー名がわかりますので、製作されたメーカーに直接連絡を取ってみてください。

ちなみに当社（大古精機）のゲージには必ず、「OKS」の3文字を丸で囲ったマークが刻印されております。実際に「ゲージ OKS」などで検索していただくケースも多いようです。

主なゲージメーカー様の刻印

ご参考までに当社以外のねじゲージなどの主なゲージメーカー様の刻印は以下のようになっています。

ゲージメーカー様名（敬称略/順不同）	刻　印
株式会社第一測範製作所	ISSOKU
オヂヤ精機株式会社	OJIYAS
株式会社伊藤精密製作所	ITO
マーポス株式会社
株式会社クリタテクノ	クリタ
株式会社ミツトヨ	Mitutoyo
オーエスジー株式会社	OSG
黒田精工株式会社	KURODA
株式会社測範社	SHS
ダイセイ株式会社	DSK
新潟精機株式会社
東海挾範株式会社	T.K.S
大古精機株式会社（弊社）	OKS