マンドレルの1ミクロンレベルの精密加工

マンドレルにもミクロンレベルの精度が要求されるように

自動車関係の企業様からの依頼が多いマンドレル、テーパーマンドレル。ユーザー様で製作している部品単体の要求精度は年々高精度化してきており、ワークを製作する為の加工治具(マンドレル)の精度もシビアになってきているようです。そこで、一般的に高精度が基本とされるゲージを古くから製作している当社へ製作の依頼が増えております。

マンドリル図面

 

外径テーパー部の振れ精度と軽量化がポイントに

ユーザー様からは特に、両センターを基準とした外径テーパー部の振れ精度と、サイズが大きくなった際の軽量化を求められることが増えています。マンドレルはシャフト形状の物が多いので振れの問題も生じやすくなりますが、大古精機ではゲージの製作で培ってきた加工精度を元に、振れの要求精度も十分満たす事が可能です。

また、マンドレルのサイズが大きくなった場合には製品内を中空にし、製品に影響が出ない程度に軽量化を図ります。例えばφ80のマンドレルにおいて、約4.5Kgの軽量化を実現しています。

マンドリル大型中空図面

大古精機は高精度のマンドレルを一個からでも製作

WEB-OKS(大古精機)では少量多品種を得意としており、これまでも多種多様なサイズや形状のマンドレルを製作してきました。お客様のご要望に沿った製品の製作にスピーディーに取り組ませて頂きますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

マンドレルとは

加工物・測定物の真ん中の穴に、貫通させて保持する芯金の役割を担うもの。ワークの精密加工時や精密測定時に加工物を保持する為の芯金。ベアリングのインナーレース(ベアリング内径部)等の精度確認。更にベアリング端面部の振れの確認などで使用される。マンドレルは、シャフト形状の物が一般的であり、両端にはセンター穴がある事が多い。外径部は角度のゆるいテーパー加工がされており、両センターと外径テーパー部の振れ精度がとても重要となる。俗に言う心棒のことを指し、アーバーと言われることもあります。

特殊例:測定ワークの内径部がテーパー形状になっている場合、マンドレルの途中で止まれば合格。測定部品がマンドレルを貫通、又は通らなければNGと判定するゲージのような使用方法もある。

精密研磨加工・ラップ加工

大古精機の精密加工/測定技術を活かし、精密研磨加工、ラップ加工を請け負います。