測定具（検査治具）・加工治具の設計製作

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最短納期で貴社ワークのための特注検査治具・加工治具を設計製作

当社で製作可能かどうか すぐに回答させて頂きます

大古精機は、栃木県さくら市に本社工場、東京都板橋区に営業所を持つ昭和10年創業の精密ゲージメーカーです。設計部門を持ち、精密ゲージ、総型ゲージ、検査治具、測定具、加工治具などの設計製作を得意としています。また精密加工技術を活かした小ロットの部品製造・精密研磨加工も承っております。

また近年、技術力の高い協力企業が高齢化などを理由に廃業されてしまうケースが増えておりますが、弊社は組織的に技術対応・技術継承を行っており（2023年10月現在：従業員54名）、中長期にわたりお客様から安心してご発注頂けるよう体制作りに取り組んでおります。

総合ゲージ総型ゲージ LFゲージの設計製作

総合ゲージとは

総合ゲージとは一つのワーク（お客様の量産部品）における、複数箇所の、異なる測定を一度に行うための測定具です。主に、量産部品の工程内検査・受入検査に用います。専用測定具として作り込むので検査工数削減に大きな効果をもたらします。
名称としては「総合ゲージ」以外にも、「総型ゲージ」「LFゲージ」「CFゲージ」「計測ゲージ」「検査治具」「ロケーションゲージ」「位置度ゲージ」「ピッチゲージ」「面位置ゲージ」「カバリゲージ」と呼ばれたり、お客様の量産部品に合わせて設計製作するので、「専用ゲージ」「特注ゲージ」と呼ばれたりすることもあります。

総合ゲージを使用するメリット

総合ゲージの使用する最大のメリットは、ワークを検査室などに運んだりすることなく、生産現場で、誰でも（経験が浅い方でも）、簡単に、間違いが少なく、短時間、高い繰り返し精度で、安定した測定・検査が可能、合否判定が容易なことにあります。

また現場の温度や湿度などの使用環境に影響を受けることも少ないので、いろいろな現場で使いやすいと言えます。とりわけ３次元測定では測れない部位や環境下でも使用できるケースもあります。

取り扱いが簡単・単純であるため、教育の手間も少なく、ヒューマンエラーのリスクを減らすことにもなります。

加えて、測定具のセッティングや校正に係る時間や手間も少なく、管理にもさほど手間がかからないなどのメリットもあります。

ご要望があれば、測定の半自動化やデータ出力仕様にすることも可能です。

総合ゲージのデメリット

専用設計となるために、規格・汎用ゲージと比較するとどうしてもコストがかかってしまうこと、製作設計に時間もかかるため納品までに時間を要することがあげられます。

総合ゲージで測定可能な、主な測定箇所

総合ゲージの組み合わせとしてよく使われる測定として、直角度、穴ピッチ（穴位置）、面位置度、高さ、角度、幅、平面度、平行度、OBD、真円度、円筒度、同軸度などがあります。
もちろん上記以外も含めて、お客様のワークで測定したい内容を踏まえて個別に設計していくことが可能です。

総合ゲージを使用する主なワーク

例えば自動車の製造においては、以下のようなワークの測定に使用されています。
ミッションコントロールバルブユニット
スプールバルブユニット
シリンダーヘッド
シリンダーブロック・エンジンブロック
組み立て型・一体型のコネクティングロッド・コンロッド
オイルパン
インテクマニホールド
数種類のカムシャフト
クランクシャフト
デフケース
ロアケース

総合ゲージを設計する際のコツ

総型ゲージだからといって、これ一つで全てを測ろうと考えてしまうと、必要以上に大型化したり、コストがかかりすぎたり、測定が難しくなったりすることがあるので、適切な取捨選択がコツとなります。
また、意外と疎かにされがちなのが、ワークの固定方法の検討です。ここがいい加減だと当然測定精度に問題が生じますので、まずはいかにワークを固定できるようにするかの工夫が重要と言えます。

大古精機では、必要に応じて以下のご提案をさせて頂いております。
・測定箇所の取捨選択のご提案　(製作費用や測定難度などを勘案して最適解のご提案。ワークの全ての箇所を一度に測定するのがベストとは限らない)
・難しい測定箇所の測定方法のアイデア出し　(“これをどうやって測定するのか？”というアイデア出しから対応)
・校正やメンテメンスまで考えたご提案
・精密測定に関するコンサルティング