長尺小径のミクロンレベルの精密研磨加工ならお任せください

ミクロンレベルの段付き測定ピン

今回は難易度が高いと言われる「長尺小径加工品のミクロンレベルの精密研削加工」の製作事例についてご紹介させて頂きます。
お客様からご相談頂いたのは図面のような、段付き測定ピンの製作(図面は秘密保持のため加工済)。この測定ピンは、ミッションケース・デフケースなど自動車部品の段付き穴の検査時に使用され、手前の穴とその奥にある小径の深穴を同時に確認するために用いられます。

図面中公差 : φ5 -0.005 , φ14 ±0.01, φ18 -0.005

既存取引先が対応できず当社にご相談

お客様は既存取引先数社に加工検討を行ってもらったものの、図面のような精度で対応出来るところがなかったとのことで、インターネットで検索されて当社にお声がけいただきました。早速お客様の用途や使い方などをお伺いし、図面には記載の無い幾何公差(振れ)も満たす様に製作に取り組ませて頂きました。もちろん当社にとっても難しい加工ではありましたが、切り込み量・砥石の状態・切削油温・製品の振れ・たわみをこまめに確認しながら加工を行ないました。

 

3ヶ所を同時に研削仕上げ

この段付き測定ピンの加工で特に難しかったのが、研削仕上げ部が3ヵ所あることでした。これを1ヵ所ずつ仕上げていこうとすると2ヵ所目を研削している最中に、せっかく仕上げた部分に振れが出てしまいます。そのため、全ての研磨箇所を振れが出ないように随時ダイヤルゲージで振れの確認を行いながら、3ヵ所同時に寸法を追い込み、3ヵ所同時に最終仕上げまで行いました。

 

職人の感覚と経験値が最後の決め手

さらに小径部の研削加工については普通に加工すればたわみが出て逃げてしまい、ほとんど削ることができません。この課題については、当社の現場技術者の経験値と技術を駆使することで、なんとかきっちり要求精度に収める事ができました。このように機械精度だけでは満たせない部分については、やはり職人の感覚と経験値が決め手となります。

お客様からも高い評価をいただきました

お客様へ納品後、担当者と上長の方が来社してくださり、加工担当者へ直々に感謝の言葉を頂きました。当社のような加工先に対して、わざわざ訪問してくださることは滅多にないことであり、当社にとっても技術に誇りと自信が持てる実績を積むことができました。
大古精機ではこのような難易度が高い精密加工のご依頼に対しても、精密ゲージ製作のノウハウを生かしてできる限りチャレンジさせて頂きますので、お困りのことがあればぜひお気軽にご相談ください。

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