【事例紹介】試験片製作のご依頼:SKD11にて面粗度Ra0.1以下を実現したラップ加工対応

精密研削・研磨加工を手がける大古精機では、少量多品種対応を強みとし、日々さまざまなお問い合わせをいただいております。特に近年では、「試験片の製作」に関するご相談が増えており、その中でも特殊仕様や高精度を求められるケースが多くなってきました。

今回ご紹介するのは、以下のような仕様の試験片製作のご依頼です。

今回のご依頼内容

材質:SKD11(冷間工具鋼)

数量:100個

サイズ:30×30×t=2(mm)

面粗度要求:Ra0.1以下

 

薄物×高面粗度=ラップ加工で対応

今回のご依頼では、板厚2mmという薄物のSKD11材に対し、「面粗度Ra0.1以下」という非常に高い表面精度が求められました。
通常の研削加工では、薄物ワークの場合加工中の反りが問題となるため、ラップ加工による対応を実施いたしました。

ラップ加工は、反りの発生を抑えながら、ミクロン単位の面精度・面粗度を実現できる技術です。当社ではこのような高精度のラップ加工を、試作数個~数100個程度まで柔軟に対応可能です。


多様な材質にも対応

当社では、SKD11などの合金工具鋼はもちろん、

  • ステンレス(SUS304・SUS440など)

  • チタン

  • インコネル・ハステロイ等の難削材

といった難削材に対するラップ加工・精密研磨加工にも対応可能です。


高精度な表面仕上げが必要な場合は、大古精機へ

面粗度Ra0.1以下といった高精度な表面仕上げが必要な試験片や機械部品の製作でお困りでしたら、ぜひ精密研磨・ラップ加工のプロフェッショナル「大古精機」へご相談ください。

図面が未確定の段階でもご相談可能です。お客様のご要望を丁寧にヒアリングし、最適な加工方法をご提案いたします。 

精密研磨加工、精密研削加工は大古精機にお任せください!

大古精機では、「創業90年の老舗のゲージ屋にしかできない精密研磨加工、精密研削加工」の受託を得意としており、ゲージ製作と同じ加工設備・職人による精密研磨を行い、ゲージと同じレベルの検査を行い、受託加工においても「精度保証」を行っております。

精密加工でお困りのことがございましたら、ぜひ「ゲージ屋」にお声がけください。

弊社の加工実績や加工体制など詳細についてはこちらをご覧ください。

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