64チタンの外径研磨加工はお任せください!

大古精機では精密ゲージ設計製作の加工技術・検査能力を活かして、難削材に一つである64チタンの外径研磨加工の試作を行なっております。64チタンの外径研磨は通常のゲージ鋼より時間はかかりますが、外径研磨を行う事が可能ですので、64チタンの外径研磨でお困りの際はご相談下さい。

チタン合金の主な用途

強度が必要で質量の小さいボルトやナット類に利用されることが多く、医療(インプラント、人工骨など)分野では広く認知されています。一般的な用途としてはメガネのフレームやゴルフクラブヘッドなどでも馴染みがあるかもしれません。
このほかには宇宙産業、航空機分野、自動車やバイクのホイールナットやマフラー、ロボット関連部品、化学プラント、半導体設備、原子力産業、産業用タービンなど幅広い分野で使用されています。

チタン合金の加工について

64チタン合金(Ti6AL-4V)はα相とβ相の特徴をバランスよく組み合わせた合金であり「Ti-6Al-4V」と呼ばれることもあります。高強度ですが加工が難しく、加工精度、面粗度が悪くなる傾向があります。
チタンの加工が難しい主な理由は以下の通りです。

・工具の摩耗が大きい
熱伝導率が小さく切削時に発生した熱が逃げられずに工具と加工材に蓄積する、あるいは切削速度が増すと切削部の温度が高くなるため活性度が増すなどの理由により、工具の磨耗が大きくなる。

・変形しやすい
ヤング率が小さく、切削したときに加工材が大きく変形しやすい。また継続的な変形により、刃先に加わる切削抵抗の変動が大きく、刃先が欠けたり、磨耗しやすい。

・発火リスク
磨耗した工具や薄い切りくずが出る条件で切削した場合、熱で切りくずが発火することがある。

 


このように加工が難しいチタン合金ですが、大古精機では、これまでの実績をもとに独自に加工条件を設定しながら試作を行なっております。64チタンの外径研磨加工につきまして是非ご相談ください。
またチタンの全加工につきましても対応できる可能性がございますので、合わせてお問合せください。

精密研磨加工・ラップ加工

大古精機の精密加工/測定技術を活かし、精密研磨加工、ラップ加工を請け負います。