精密研削加工|測定設備の紹介 ３次元座標測定機

大古精機で使用しております各種測定設備をご紹介させて頂きます。

３次元座標測定機について

3次元座標測定機（CMM: Coordinate Measuring Machine）とは、物体の3次元形状や寸法を高精度に測定する装置のことです。製品の品質管理や寸法検査、精密な部品の組立において欠かせない計測機器です。特に、製造業や自動車、航空宇宙、電子機器などの分野で広く使われています。

主な特徴と構造

3次元座標測定機は、XYZの3軸の移動が可能なプローブ（測定針）を用いて、物体の表面の座標を検出します。この座標をもとに、物体のサイズ、形状、角度などを測定します。基本的な構成は以下の通りです：

1. プローブ: 物体の表面をタッチしたり、非接触で近づいたりして、測定する先端の部分です。タッチプローブとレーザープローブのような非接触式もあります。
2. フレーム: 3軸の移動を支える構造で、測定機の安定性や精度に大きく関わります。ガントリー型、ブリッジ型、アーム型などがあり、用途に応じて選ばれます。
3. 制御システムとソフトウェア: 測定機の動作を制御し、測定データを取得・処理するシステムです。専用のソフトウェアでデータの解析や結果の可視化を行います。

測定方法

• 接触式測定: プローブが物体表面に接触して座標を取得します。高精度ですが、物体に圧力がかかるため、柔らかい素材には不向きです。
• 非接触式測定: レーザーや光学センサーを使って測定します。柔らかい素材や複雑な形状でも測定可能ですが、接触式に比べて精度がやや劣る場合があります。

 

弊社所有の3次元座標測定機

メーカー：（株）東京精密
型式：XYZAX FUSION NEX 9/10/6
測定範囲：X:900mm /Y:1000mm /Z:600mm
測定目盛：0.0001ｍｍ（0.1㎛）

測定製品：検査治具など

 

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