航空宇宙産業での精密研削加工は弊社にお任せください!
航空宇宙産業における精密研削加工は、航空機や宇宙機器の部品に対して極めて高い精度と品質を確保するために不可欠なプロセスです。これらの部品は、極端な温度変化、強い振動、腐食、高い負荷など、過酷な環境での使用が想定されているため、高度な加工技術が要求されます。
精密研削加工の概要
精密研削加工は、研削砥石やその他の研削工具を使用して、材料を微細に削り取ることで部品の寸法、形状、表面仕上げを高精度に調整する加工技術です。航空宇宙産業では、数ミクロンの精度が要求されることが一般的で、これは航空機や宇宙機器の性能、信頼性、および安全性に直結します。
使用される材料
航空宇宙産業で使用される材料は、軽量で強度が高く、耐熱性や耐腐食性を兼ね備えたものが多く採用されています。以下は主要な材料例です。
- チタン合金:軽量で高強度、耐熱性があり、航空機エンジン部品や構造部品に使用されます。
- アルミニウム合金:軽量で加工性が良く、航空機のフレームや翼に使用されます。
- ニッケル合金(インコネルなど):耐熱性が非常に高く、エンジンやタービンブレードに使用されます。
- ステンレス鋼:耐腐食性と強度が高く、航空機の一部の構造部品や配管に使用されます。
- 複合材料(CFRPなど):軽量かつ強度が高く、航空機の機体や翼に使用されます。
精密研削加工の技術
航空宇宙部品に適用される精密研削加工には、以下のような技術が使われます。
- 平面研削:部品の平坦な表面を高精度で仕上げるための技術。航空機のエンジンや機体のフレーム部品の製造に使用されます。
- 円筒研削:円筒状の部品、例えばシャフトやローターを精密に加工する技術。特にエンジンの回転部品に重要です。
- 内面研削:部品の内側を高精度で研削する技術。航空機用の燃料噴射装置や軸受け部品に使われます。
- プロファイル研削:複雑な形状を高精度で研削する技術。航空機のエンジンブレードやタービン部品など、複雑な形状を持つ部品に適用されます。
- 放電研削(EDM):電気的に導電性のある材料に対して放電現象を利用して加工を行う技術。超硬合金やニッケル合金などの難削材の加工に特に有効です。
精密研削加工の利点
航空宇宙産業において、精密研削加工は以下の利点を提供します。
- 極限の精度:±1ミクロン未満の寸法精度を達成できるため、航空機エンジンやタービンのような高性能部品の製造に不可欠です。
- 高品質な表面仕上げ:部品の表面粗さを低減し、摩擦や摩耗を最小限に抑えることが可能です。
- 難削材の加工:チタン合金やニッケル合金などの硬度が高く、加工が難しい材料でも精密研削加工により高い精度で仕上げることができます。
- 再現性:大量生産においても、一貫して高精度な部品を供給することが可能であり、品質のばらつきを抑えることができます。
航空宇宙産業における応用例
- タービンブレード:エンジンのタービンブレードは、極めて高温高圧の環境下で動作するため、精密な形状と表面仕上げが要求されます。
- シャフト:航空機エンジンや制御システムに使用されるシャフトは、高い寸法精度と表面品質が必要です。
- 燃料噴射装置:燃料噴射装置の部品は、非常に細かい内径や精密な形状が求められ、これらの加工に精密研削が用いられます。
- ベアリング:航空機のベアリングは、精密研削により高精度に仕上げられ、滑らかな動作と長寿命を実現します。
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