精密研削加工|加工設備の紹介 円筒研削盤 GU-20B
大古精機の精密研削設備について各種ご紹介させて頂きます。
円筒研削盤について
円筒研削盤(えんとうけんさくばん)は、円筒状の部品の外径や内径を高精度に仕上げるための工作機械です。円筒の表面を滑らかに研削することで、寸法精度や表面粗さを厳密に整え、シャフトや軸受け、ロールなどの円筒形状を持つ部品の仕上げ加工に利用されています。自動車部品、航空機部品、精密機械部品など、精度が重要視される製品の加工で広く使われています。
円筒研削盤の構造と特徴
- 砥石(といし)
研削を行う主役の部分で、非常に硬い研削材でできています。砥石は高速回転し、対象物の表面を少しずつ削っていきます。砥石の材質や形状は、加工する材料や求める仕上げ精度によって選択されます。 - ワークヘッド(工作物保持台)
研削する部品(ワーク)を固定して回転させるための部分です。ワークがしっかりと固定されることで、正確に回転しながら研削が行われ、均一な表面仕上げが可能になります。 - テーブル
研削盤の基台部分で、砥石やワークヘッドを支え、ワークの位置や角度を調整するために移動します。テーブルはX軸(横方向)やZ軸(縦方向)に動かせるものが多く、研削位置の微調整が可能です。 - 送り装置
テーブルや砥石を自動的に移動させる装置です。送り速度を調整することで、仕上がり精度や研削速度を最適化できます。 - 制御装置
近代的な円筒研削盤には数値制御(CNC)システムが搭載されており、精密な自動研削が可能です。プログラムに従ってワークの形状や寸法を設定することで、精密で一貫した加工が行えます。
円筒研削盤の種類
円筒研削盤には、主に以下のような種類があります:
- 外円研削盤
円筒の外径を研削する機械で、シャフトやローラーの外径を精密に加工するために用いられます。 - 内円研削盤
円筒の内径(穴の内側)を研削するための機械です。ベアリングの内径やギアの穴の精密加工に使用されます。 - 万能円筒研削盤
外径と内径の両方を研削できるタイプです。多機能で、さまざまな加工に対応できるため、製造業で広く利用されています。
弊社所有の円筒研削盤その1
メーカー:シギヤ精機
型式:GU-20B
加工範囲:外径φ1~φ200 センター高さ100mm センター間500mm
加工製品:テーパープラグ・プラグゲージ・ etc
その2も併せてご覧ください。
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