精密研削加工|測定設備の紹介 大型工具顕微鏡

精密研削加工での品質確保のために不可欠である、大古精機で使用中の各種測定設備についてご紹介させて頂きます。

大型工具顕微鏡について

大型工具顕微鏡は、主に工具や精密機械部品の寸法や形状を高精度に測定・検査するための顕微鏡です。特に、製造業や金属加工業で使われる工具や部品の細部を拡大して確認し、精密な寸法測定を行うための装置として利用されています。

大型工具顕微鏡の特徴と構造

  1. ステージ(作業台)
    測定対象を載せる平らなテーブルで、測定のためにX軸やY軸方向に動かせるようになっています。大型のものは、特に大きな工具や部品が載せられるように、広いステージが備えられています。
  2. 光学顕微鏡
    対象物の微細な部分を拡大して観察する光学系です。高倍率のレンズが搭載されており、細かな寸法や角度の測定が可能です。
  3. 測定目盛り
    ステージや顕微鏡の視野内に測定用の目盛りやグリッドが表示され、対象物の寸法や形状の測定が簡単に行えるようになっています。
  4. デジタル表示機能
    近年のモデルでは、寸法や角度をデジタル表示する機能がついており、操作性や精度の向上が図られています。また、測定結果をデータとして保存し、解析する機能もあります。

測定方法

大型工具顕微鏡を使った測定は、次のような手順で行います:

  1. 測定対象をステージ上に固定し、顕微鏡を通して観察します。
  2. 顕微鏡の倍率を調整し、測定したい部分を明確に捉えます。
  3. ステージを微調整し、測定対象物の寸法や角度を測定目盛りを用いて正確に読み取ります。
  4. 必要に応じてデジタル表示や解析機能を使い、結果を記録・保存します。

弊社所有の大型工具顕微鏡

メーカー:カールツァイス JENA
型式:UMM
測定範囲:X:200mm/Y:100mm
測定目盛:0.001mm(1㎛)

測定製品:長さ・角度など

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