【加工事例】SKD11焼入プレート(t=1.5mm)の平面研削加工|反り20μm以下×Ra0.1以下を両立
少量多品種の精密研削加工を得意とする大古精機では、焼入材や難削材の加工依頼も多く寄せられます。
今回は、HRC60相当の硬度を有する焼入れ済みSKD11材に対し、薄物・高精度仕様の平面研削加工を実施した事例をご紹介します。
ご依頼のワーク
今回のご依頼のワークは、50×70×t=1.5mmという非常に薄いプレート状。
お客様からの要求事項は「全体反り20μm以下」「面粗度Ra0.1以下」。この条件下では、通常の平面研削では反りや熱影響が問題となりがちです。
大古精機の対応
加工前に低温焼鈍を実施し、内部応力を低減。
その後、磁気チャックによる固定と専用研削パッドの併用により、加工時の吸着ムラと局部応力を最小限に抑えました。
また1工程あたりの除去量を極小に設定し、複数工程で徐々に仕上げることで、反りをコントロール。
最終的には全数、厚み公差±3μm・反り20μm以下・面粗度Ra0.08〜0.1という結果を達成しました。
焼入材+薄物という組み合わせで安定加工が求められる場合も、ぜひ当社へご相談ください。
精密研磨加工、精密研削加工は大古精機にお任せください!
大古精機では、「創業90年の老舗のゲージ屋にしかできない精密研磨加工、精密研削加工」の受託を得意としており、ゲージ製作と同じ加工設備・職人による精密研磨を行い、ゲージと同じレベルの検査を行い、受託加工においても「精度保証」を行っております。
精密加工でお困りのことがございましたら、ぜひ「ゲージ屋」にお声がけください。
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