【加工事例】Ti-6Al-4V φ20シャフトの外径研削|チタン合金に対する焼け・加工硬化対策

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チタン合金の中でも最も使用頻度が高いTi-6Al-4VTi64)は、軽量・高強度・耐腐食性に優れた一方で、熱伝導率が極めて低く、加工硬化しやすいため研削加工においても技術的ハードルの高い材質です。

要求精度は外径寸法±2μm、面粗度Ra0.3以下

今回のご依頼は、Ti-6Al-4V製のφ20×100mmシャフト部品。要求精度は外径寸法±2μm、面粗度Ra0.3以下でした。

大古精機では、砥石接触幅を局所化する手法を採用し、発熱を抑制。加えて、砥石の周速度を通常よりも下げ、研削圧を低く保つ条件で、焼けや表面劣化を防止しました。

冷却系統には、高流量ノズルと微細ミストクーラントを併用し、熱の局在化を避けています。

結果として、Ra0.250.3、外径公差±1.5μm、熱影響層なしという仕上がりを達成。品質的にも安定した製品となりました。

チタンやニッケル基合金など、難削材への外径研削加工も、実績多数の当社にお任せください。

精密研磨加工、精密研削加工は大古精機にお任せください!

大古精機では、「創業90年の老舗のゲージ屋にしかできない精密研磨加工、精密研削加工」の受託を得意としており、ゲージ製作と同じ加工設備・職人による精密研磨を行い、ゲージと同じレベルの検査を行い、受託加工においても「精度保証」を行っております。

精密加工でお困りのことがございましたら、ぜひ「ゲージ屋」にお声がけください。

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